2025年7月発行の、科学の学校からのお知らせです。
6月の実験紹介 ~天気の科学・雲の発生~
先月に引き続き、小学3年生の実験紹介です。
大変身近な天気に関係して、
「気温」「雲・竜巻のでき方」「風向計づくり」「うず輪」と
4週にわたって学びを深めます。
そのうち、今回ご紹介するのは、
雲を発生させる実験です。
雲のでき方は、次の通りです。
海や地面の水が温められ、水が水蒸気になり、
あたたかい空気の上昇気流でちりと一緒に上空へ運ばれます。
上空で冷やされると、ちりを核に水蒸気が水や氷の粒になり、
それが集まって雲となります。
この原理を簡単に再現できるのが
炭酸飲料のペットボトルと炭酸キーパーという道具です。
まずペットボトルに水滴がつく位の水を入れます。
そして炭酸キーパーをしっかり付け、空気をいっぱいに入れます。
観察する心の準備ができたら、
ふたを一気に開けます。
次の瞬間、ペットボトルの中に白い雲が発生します。
簡単ですが、天気をより身近に感じられる、楽しい実験です。
おうちでも実験できますので、興味があればぜひお試しください。

↑ペットボトルに空気を入れているところ

↑炭酸キーパー(ペットボトルに装着し、空気を入れるもの)
ネット通販や大型スーパーで購入可能
夏休み特別実験のご案内
2025年7月~8月の夏休み期間に開催する、
夏の特別実験の予約がスタートしています。
夏休みは開催期間が長いため、
「星座早見傘」「イライラ棒」「ロボットハンドづくり」
「ガリレオ式&ケプラー式望遠鏡づくり」
「フラードームづくり(親子実験)」「ロボット講座」の
6種類の講座をご用意しております。
ロボット以外の講座はすべて工作物をお持ち帰りいただけるので、
夏休みの宿題に最適です!
お友達同士・ご兄弟でのご参加も大歓迎です!
各講座、定員を設けております。
上回った場合、キャンセル待ちになりますので、
お早めにお申し込みくださいませ。
詳細はこちらのページへ。
科学クイズ
7月7日は七夕。七夕と言えば天の川ですね。では、天の川はいつ見ることができるでしょうか?
① 夏ならいつでも
② 7月の間だけ
③ いつでも見える

先月のクイズの答え
体重60キロの人が月に行って体重を量ると、
体重計は何キロを示すでしょう。
正解は ② 10キロ
月面での体重は、地球上での体重の約6分の1になります。
これは、月の重力が地球の約6分の1しかないためです。
重力は、物体を惑星の中心に向かって引っ張る力です。
月は地球よりも小さく、質量も少ないため、重力も小さくなります。
開講日カレンダー(2025年7月)

■通常コースの1学期は7/18(金)で終了です。
■集中コースに夏休みはありませんので、ご注意ください。
■特別実験のスケジュールは別ページをご覧ください。
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