エッセイ:科学の学校の夏休み

夏の特別実験ご報告 ~ガリレオ式&ケプラー式望遠鏡づくり~

↓生徒作品。魚をイメージしてデコレーションしてくれました。

長いような短いような夏休みが終わり、
2学期が始まりました!
生徒の皆さんから夏休みの楽しかったお話が聞けるのを
毎年楽しみにしています。

さて、科学の学校の夏休みは、
特別実験にご参加の皆さんと楽しく過ごす毎日でした。
2時間という限られた時間の中で、
どの講座でも、集中して工作やロボット製作に取り組み、
「楽しかった」「良いのが出来た」と言ってもらえて、
講師陣は大変うれしかったです!

すべての講座の様子をご紹介したいところですが、
タイトルにある「ガリレオ式&ケプラー式望遠鏡づくり」を
挙げさせていただきます。

なぜ二種類も作ったかというと、
科学の発展を感じてもらいたかったからです。
先に作られたガリレオ式、
後に作られ現在の望遠鏡の基礎となっているケプラー式。
どちらも作って比べるのがいいと思いました。

ガリレオ式望遠鏡の特徴は、凸レンズと凹レンズの組み合わせで
像は正立(上下左右がそのまま)なので、対象物が探しやすい。
倍率は低め。

ケプラー式望遠鏡の特徴は、凸レンズ2つの組み合わせで
像は倒立(上下左右は反対)なので、対象物が探しにくい。
倍率は高め。

結果、作業量が多くて子ども達には大変だったと思いますが、
覗き比べて、「こっちの方がいい」「いや、こっちの方が…」と
その子なりの意見を述べてくれている姿にうれしくなりました。

そして、どの講座にも共通していますが、
組み立てるだけの既製品を使わない、
手作りの良さを伝えられたのではないかと思っております。

↑作業中の子ども達。
机の上をトレーなどで整頓しながら作業します。

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