9月2日、鳥人間コンテスト2026がテレビで放送されました。島本先生の出番を、家族そろって待っていた方も多かったと思います。
結論から申し上げます。
島本先生は、ほとんど映りませんでした。
あっ、と思ったときには、もう次のチームの話になっていました。
一緒にテレビを見ていた奥さんにも、
「島本先生、ぜんぜん映ってなかったね」
と言われてしまいました。
そうなんです。本当に、ほんの少しだったのです。
正直に言えば、残念でした。
結果は、6位でした
8月のブログでは、放送前ということもあって結果を伏せていました。もう放送も終わりましたので、お伝えします。
京都大学 ShootingStars は、第6位。記録は 1,273.00m でした。
- 順位
- 第6位
- 記録
- 1,273.00m
- チーム
- 京都大学 ShootingStars(京都府)
- 操縦
- 島本 湧哉 先生(科学の学校 講師・卒業生)
1,273m。
数字だけ見ると、ぴんと来ないかもしれません。
京都の街で言えば、四条烏丸から京都駅まで歩くくらいの距離です。それを、人の力だけで、空を飛んで進んだことになります。
しかもその機体を操縦していたのが、いつも教室で子どもたちに理科を教えている先生なのですから、なんだかまだ不思議な気持ちがします。
でも、YouTubeなら見られます
ただ、ここからが本題です。
大会当日はYouTubeでライブ配信が行われていて、その映像が今も公開されています。そちらでは、島本先生が飛んでいる様子をしっかり見ることができます。
テレビは2時間ほどの番組に何十チームもまとめなければいけません。だから、どうしても短くなります。
でも配信のほうは、時間を気にせず、1チームずつそのまま流れていきます。
しかも、この配信は京都大学 ShootingStars だけをまるごと1本にまとめた動画になっています。探す必要はありません。再生ボタンを押せば、そこからが島本先生の出番です。
提供:鳥人間コンテスト【ytv公式】/ YouTubeで見る ↗
ペダルを漕ぐ、その時間の長さ
配信を見ていて、いちばん心に残ったのは、飛んでいる時間の長さです。
テレビだと、飛び立って、飛んで、着水する——という流れがあっという間に過ぎていきます。
けれど実際には、その間ずっと、島本先生はペダルを漕ぎ続けています。朝とはいえ、真夏の琵琶湖の上です。
あの機体は、エンジンも電池も積んでいません。飛んでいる間、飛行機を空に浮かせている力は、すべて島本先生の脚から出ています。
そう思いながら見ると、同じ映像がまったく違って見えます。
子どもたちに伝えたいこと
テレビに長く映ったチームが、いちばん頑張ったチームなのかというと、そんなことはありません。
映らなかった時間にも、機体を設計して、作って、試して、壊して、また作り直した何か月かがあります。放送時間は、その量とは関係がないのです。
これは、教室の実験でも同じだと思っています。
うまくいった実験だけが価値のある実験ではありません。
失敗して、「なんで?」と考えた時間のほうが、あとになって効いてきます。
島本先生は、いま「科学の学校」で子どもたちに理科を教えています。
授業で会ったら、ぜひ聞いてみてください。
「どうでしたか?」と。
島本先生、改めまして、本当にお疲れさまでした。