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テレビには映らなかった、
島本先生の飛行。

2026.09.19
鳥人間コンテスト2026の会場(琵琶湖)のプラットフォーム
島本先生が飛び立った、琵琶湖のプラットフォーム。この日の一番手でした。

9月2日、鳥人間コンテスト2026がテレビで放送されました。島本先生の出番を、家族そろって待っていた方も多かったと思います。

結論から申し上げます。

島本先生は、ほとんど映りませんでした。

あっ、と思ったときには、もう次のチームの話になっていました。

一緒にテレビを見ていた奥さんにも、
「島本先生、ぜんぜん映ってなかったね」
と言われてしまいました。

そうなんです。本当に、ほんの少しだったのです。

正直に言えば、残念でした。

結果は、6位でした

8月のブログでは、放送前ということもあって結果を伏せていました。もう放送も終わりましたので、お伝えします。

京都大学 ShootingStars は、第6位。記録は 1,273.00m でした。

RESULT / 結果
順位
第6位
記録
1,273.00m
チーム
京都大学 ShootingStars(京都府)
操縦
島本 湧哉 先生(科学の学校 講師・卒業生)

1,273m。
数字だけ見ると、ぴんと来ないかもしれません。

京都の街で言えば、四条烏丸から京都駅まで歩くくらいの距離です。それを、人の力だけで、空を飛んで進んだことになります。

しかもその機体を操縦していたのが、いつも教室で子どもたちに理科を教えている先生なのですから、なんだかまだ不思議な気持ちがします。

でも、YouTubeなら見られます

ただ、ここからが本題です。

大会当日はYouTubeでライブ配信が行われていて、その映像が今も公開されています。そちらでは、島本先生が飛んでいる様子をしっかり見ることができます。

テレビは2時間ほどの番組に何十チームもまとめなければいけません。だから、どうしても短くなります。

でも配信のほうは、時間を気にせず、1チームずつそのまま流れていきます。

しかも、この配信は京都大学 ShootingStars だけをまるごと1本にまとめた動画になっています。探す必要はありません。再生ボタンを押せば、そこからが島本先生の出番です。

【2026LIVE配信】『京都大学 ShootingStars』人力プロペラ機部門
提供:鳥人間コンテスト【ytv公式】/ YouTubeで見る ↗

ペダルを漕ぐ、その時間の長さ

配信を見ていて、いちばん心に残ったのは、飛んでいる時間の長さです。

テレビだと、飛び立って、飛んで、着水する——という流れがあっという間に過ぎていきます。

けれど実際には、その間ずっと、島本先生はペダルを漕ぎ続けています。朝とはいえ、真夏の琵琶湖の上です。

あの機体は、エンジンも電池も積んでいません。飛んでいる間、飛行機を空に浮かせている力は、すべて島本先生の脚から出ています。

そう思いながら見ると、同じ映像がまったく違って見えます。

子どもたちに伝えたいこと

テレビに長く映ったチームが、いちばん頑張ったチームなのかというと、そんなことはありません。

映らなかった時間にも、機体を設計して、作って、試して、壊して、また作り直した何か月かがあります。放送時間は、その量とは関係がないのです。

これは、教室の実験でも同じだと思っています。

うまくいった実験だけが価値のある実験ではありません。
失敗して、「なんで?」と考えた時間のほうが、あとになって効いてきます。

島本先生は、いま「科学の学校」で子どもたちに理科を教えています。

授業で会ったら、ぜひ聞いてみてください。
「どうでしたか?」と。

人力飛行機の前に立つ島本湧哉先生(京都大学シューティングスターズ)
科学の学校 講師・卒業生の島本湧哉先生。後ろは、仲間と製作した人力飛行機です。

島本先生、改めまして、本当にお疲れさまでした。

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